〜「同期アプリ」ではなく“クラウドファイルシステム”であるという話〜
「PCがなんとなく重い…」
「エクスプローラーが固まる…
このように感じたことはないでしょうか?この現象、もしかしたら「Microsoft OneDrive」が影響しているかもしれません。
この記事ではOneDriveとWindowsの関係性を元に、PCが重くなる理由について書いていこうと思います。
結論:OneDriveは「ただの同期アプリ」ではない
まず結論を書いておきます。
OneDriveの使用によって、PCが重くなる理由は、
OneDrive自体が、Windowsのファイルシステムそのものに入り込んで動いているから
もう少し砕いて書くと、Onedrive自体が単なるアップロードツールではなく、OSレベルに統合された仕組みだからということになります。
内部で何が起きているのか(ざっくりと)
では次にOnedriveが裏でどのような操作を行っているのか?について書いていこうと思います。
通常、ファイルはPC内のROMに記憶されます。
この時の動作手順としては、
アプリ → ファイルシステム → 保存
という流れとなります。
しかしOneDriveが入ると
アプリ → OneDriveが監視 → ファイルシステム → 保存
というように途中の処理にOneDriveが介入することになります。
この「一手間」が積み重なっていくと、PC重々の原因につながります。
一番の原因は「ディスク待ち(I/O詰まり)」
動作が遅い場合には、PC本体の性能が低いからと謙遜しがちです。
しかし、これは誤りの場合が多いです。
CPUが低い → 軽い
- メモリが空いてる → 問題なし
👉 実は違います
OneDriveの場合は
ディスク(ストレージ)の待ち時間が詰まっている
状態です。
なぜ起きるのか
OneDriveはファイル1つに対して:
- 変更検知
- 同期状態の更新
- メタデータ保存
- 状態DB更新
などを実行します。
👉 その結果
- 4KB単位の細かいアクセスが大量発生
- ディスクが処理を待たされる
症状
- ディスク100%張り付き
- エクスプローラー固まる
- CPU低いのに重い
👉 これ全部I/O待ちです
HDDだと地獄になる理由
ここが非常に重要です。
● HDDの弱点
- ランダムアクセスが遅い
- ヘッド移動が必要
● OneDriveの特性
- 小さいアクセスが大量
- バラバラに読み書き
👉 相性が最悪
結果
- カリカリ鳴り続ける
- 開くのに数秒〜数十秒
- 最悪フリーズ
👉 SSD化で劇的に改善する理由はここ
「ファイルオンデマンド」の罠
OneDriveの便利機能:
👉 「必要なときだけダウンロード」
これ、実はかなり重い仕組みです。
実体
ファイルはこうなってます👇
- 見える → ある
- 実際 → 中身ない
(プレースホルダ)
ファイルを開くと
アクセス発生 ↓ OneDrive検知 ↓ クラウド問い合わせ ↓ ダウンロード ↓ 開く
「開く」だけで処理が走る
フォルダを開くとどうなるか
Explorerは:
- サイズ
- サムネ
- 状態
を全部取得します。
👉 各ファイルごとに状態確認
何が起きるか
- 大量ファイル = 大量チェック
- ディスクアクセス爆発
👉 Explorerが固まる
なぜ最近さらに重いのか
最近のOneDriveは:
- Teams連携
- SharePoint
- Office自動保存
- 共同編集
などで進化しています。
例:Excel保存
保存 ↓ 差分チェック ↓ バージョン管理 ↓ 同期
裏でかなりやってる
まとめ:なぜOneDriveは重いのか
最後にシンプルにまとめます。
重くなる本質
「同期」ではなく
ファイルシステムとして動いているから
重くなる条件
HDD大量小ファイルフォルダ同期開発環境写真・動画大量
一番効く対策
SSDにする(最重要)同期フォルダ減らす開発フォルダは除外
おわりに
OneDriveは非常に便利なツールですが、
👉 「OSの内部に食い込んでいる」
という特性を理解しないと
「なぜか重い」という状態にハマります。

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